ブログ | FLOWERS ROOM | 静岡県袋井市にあるお花屋さん

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  • 7月に入りました

    少し前、初めてご利用頂いたお客様をお見送りした際に

    「最近はお客様それぞれ色んなご用途で花を
    使ってもらってとっても嬉しいです」

    そうお伝えをしたら

    「私もこんな素敵な場所でお花を買えて
    嬉しいです(^^)」

    とても嬉しいお言葉を頂戴しまして
    ただ花を売っているだけじゃない
    それを改めて思う機会となりました

    お客様が教えてくれる事はたくさんある

    提供する側は決して独りよがりに
    ならないように

    でも気持ちは込めて仕事はしたい

    だけどそれって求められていますか?

    ずっとそういうところに当たりながら
    仕事していくんでしょうねぇ

    正解は無いからなるべく長く続ける事
    それが大事でしょうか

    「不完全こそ完全だ」って今日の朝
    耳に残った言葉

    不完全でいいんですよね
    だから道がずっと続いてる

    時間をかける事ってとても価値があるから
    少しずつ不完全さの形は見えてくる
    それを分かってやっているのって結構かっこいい
    かもしれないです

    40代ってなかなかいい年代かもしれない

    自分の不足を受け入れるとその裏側には今在る事への
    感謝に光が当たる

    人がいて花がある
    それはきっとずっと変わらない
    永遠のテーマ

    7月もたくさんのお客様にご利用頂けますように

    皆様もぜひ心を開いておいて下さいね
    自分の世界がどんどん彩られていきますから

  • 5月から6月にかけて自分の中で
    新たな選択肢が芽生え、
    それによって内観が始まりました

    自営業っていつどうなるか分からないという
    最大のリスクを抱えて自分のやりたい事をやれるから
    「もうやめる!」と思っていた次の日に
    「よし頑張ろう!」って・・・

    波がいつもあります

    私はいつも自分の心に矢印が向いているので
    波のような自分の心持ちもどこか客観視している
    ような感じ
    外の世界に当たった時も最後は自分の心の中が
    クローズアップされる

    今回は新たな選択肢に対して不安が芽生えて
    いつもドキドキしていました
    「そもそも私はなぜ花を扱っているのか」
    そこまで立ち返ってしまって
    自分だけでは決めきれない
    だから少し様子を見ようってしたんです

    そのあたりからお客様の来店が増えて
    私の見たい景色はFLOWERSROOMでしか
    見れない
    そこに花を扱う理由がある
    そんな風になりました

    それと同時に友達にフローリストさん、
    お花の先生や異業種の方にも話をして
    それぞれの意見に対してすっと入ってくる
    ものと違和感のあるものとで精査をしていって

    最後は原点回帰をして
    「今目の前にいるお客様を大切にしよう」
    直感のようにそこが着地点となりました

    どちらかと言えばまだ見ぬ景色に
    いつも憧れていたい人
    軽やかにチャレンジをするタイプの
    私が1番初めに帰る事になったのはなんだか
    意外で

    でもお店はもうじき9年

    10年を前にこれは自然な動きだったのかもしれません
    変わり続けていく事と変わらずにいる事
    その2つを同時に持ってお手玉のように
    くるくるくるくる

    手放しも必要だし強く握りしめる事も必要

    自営業は全てが自分次第だからそういうの
    ダイレクトに感じやすい
    でもみんなそうですよね

    生きていく事自体が変化だし
    ずっと同じはないから

    複雑ですよね
    何かを決めるってやっぱり勇気がいる

    そしてこういうの深く見つめていくところが私
    少し男っぽいなって思います

    でも男の人はこういうのおおやけにしません
    だから女性の私がこういう事書くの
    すごくいいと思うんですよね

    この前
    「FLOWERSROOMさんは世界と対峙してる感じが
    インスタ見てると伝わってきますよ」
    ってある方に言われてそうなんだ!って
    面白く感じたんですが世界と対峙する上で
    1番大事な事はどれだけ自然体でいられるかって事だと
    思います

    実家に帰った時に父とお互いの仕事の話をしていて
    自分のルーツみたいなものをやっぱり感じたんですよね

    父も人が好きなんだと思います
    色んな人がいて色んな生き方がある
    それを純粋にすごいなぁって思う人

    だから今私がお店でしている事って腑に落ちる

    私の場合は花がツールだから人の営みにどう当てがって
    いったらいいかもう少し考えれるんじゃないかなぁ

    そんな事を思っています

    花を贈るシーンは多岐に渡る
    各シーンで当てていくゾーンはあって
    (大きさとか値段とか色合いとか)

    その上で人の心に届くものって何かなぁって
    今は少し暑くなってきたから爽やかに軽やか
    とか考えたりします

    個性は大事だけどゾーンを外れると
    突拍子もない事をするみたいになってしまうから
    それは違うと思うんです

    作り手の私も人間だから自然に呼応する形で
    仕上げていくと受け取り手にきれいに流れて
    いくものがあるのかなぁ

    その方が優しいなぁとか

    FLOWERSROOMがもっといい店になりますように
    その願いはいつでも頼りになる

  • 初めましてのお客様から

    「何だか自分の話たくさん喋ってしまって
    すみません汗」

    「あーどうしよう話したい事たくさんある!」

    こんな言葉が出る

    私は色んな人がいて色んな人生がある
    それ自体を純粋にいいなぁと思っているので
    何かそれに触れるとっかかりがあればズバッと
    話を聞きに行きます

    興味があるんですよね

    みんなどんな景色を見ているのかなぁって
    相手の世界にリアルなコミュニケーション体験の時間を
    通して入り込むみたいな感じです

    興味があって色んな情報を持っていれば割とスッと
    入れます

    それを1つのコミュニティと言っていい気がする

    サードプレイスという言葉がありますよね
    ウィキペディアで調べてみると

    FLOWERSROOMはサードプレイス的要素が結構ある👀!

    店舗を構えるというのは大変な事だし
    最近はどちらかと言えば提供する側の都合に合わせて
    お客様が足を運ぶスタイルが多くなってきていますよね

    私は自分もお店も開いている状態がいいなと
    思っていて人の営みの中にこの店があり
    人々が行き交っていく

    だからドラマチックな景色が生まれているんだと
    思っています

    閉店間際に別れた恋人に花を贈りたいと言って
    日系ブラジル人の男性が来るとか

    仕事で色々あって
    「私ストレスが溜まってたからここに来たい来たい
    と思ってたんだ」
    独り言のように美人なお姉さんがそう言い残して
    帰っていくとか

    泣いちゃう女の人はほんとに多いし

    行けば私がいる
    お店を開け続ける事が信頼となって
    「ここに来ると安心するんですよね」と
    言ってもらえるとか

    年齢も性別も立場も来店回数も関係なく
    この店に入ったらもうこっちのものって感じで
    「あなたは今どんな世界を見ているんですか?
    それを教えて!」

    店主のあくなき探究心によって皆さん自分の事を
    喋りすぎちゃう

    これは私の特技なのかもしれない・・・

    出来れば近しい人達を繋げる
    そんなコミュニティを作れたらもっといいんだと
    思います

    カジュアルに
    それがいい!!

  • 5月は母の日をはじめ
    たくさんのお客様にご利用を頂き
    ありがとうございました

    母の日当日は私の手が回らず
    ご希望に添えなかったお客様には
    大変申し訳なかったです

    ここ最近のお客様の流れを見ていると
    お花をあげようと思い立った時
    誕生日に記念日
    お供えだったり開店祝いなどなど

    当店の事は検索をして見つけて下さったり
    花を贈る機会があったらFLOWERSROOMさんを使おう
    と頭の片隅に置いておいて下さったり

    お客様によってルートは様々ですが
    その時に応えられるようにしておく事が
    重要だなと思っています

    私は人が行き交う景色がとても好きです

    道すがらそのどこかにFLOWERSROOMがあって
    「なんかいい時間だったな」とその人の心に
    雫のように落ち広がるものを提供出来たらいい

    その為に花というツールがあって
    店があり私がいる

    仕事を通して見たい景色はそういうもの
    なんですよね

    自分だけで自分を満たすというのはとても
    難しい事だと思っていて
    自分以外の誰かがやっぱり必要で
    誰かの為何かの為になっているという
    現実があって初めて人は自分の存在意義を
    見出せるんじゃないかなと思います

    体感をするんだと思います

    自分にしか出来ない事で他者への貢献が
    出来たらそれは本当に幸せな事なので
    今目の前にいるお客様を大事にする
    その方は花を選んでFLOWERSROOMという場所に
    立ち寄って下さったのだから

  • フローリストという雑誌の創刊40周年記念企画である
    フラワーデザインコンテスト

    最終選考での受賞とはなりませんでしたが
    入賞作品として誌面に掲載して頂きました。

    コンテストは初めての経験

    最近時間が空いた時にその日の天候と自分の気分に
    合わせて花を選び束ねていくという事をしていて
    その日はとてもいいブーケが作れたなぁなんて
    思っていたらインスタでコンテストの告知を発見。

    応募に至ったわけです。

    最終選考で私が選んだテーマは「花咲くお祝い」

    紙面には抜粋された文章が載っていて
    ブログではその全文を

    「花咲くお祝い」をテーマにしました。

    お店を立ち上げて8年、人の為に花を扱う・・
    それがフローリストとしてずっと変わらずに
    持ち続けている私の信念です。
    日々お客様の想いを花に込めるという事を
    し続けていますが今回は私の想いを花に込めて。
    自分事をお花にのせていく。
    これはいち表現者としてのチャレンジでもあります。

    昨年の夏、スタッフにお店を任せて2ヶ月を過ごした
    秋田県。

    初めて訪れた東北の地、近くて深い壮大な山々は
    神々しさを感じるほど。
    整然と並ぶ木々は美しく生まれて初めて
    自然のダイナミズムというものを感じました。
    ここから季節が変わって秋の紅葉、
    そして冬は一面が雪景色となるなんて・・

    至る所にある温泉は大地のパワーを感じる場所。
    どれだけ雪が積もっても変わらずにこの地中には
    そのパワーがあり続ける。
    それを想像したらとても神秘的な気がして
    感動しました。

    そして滞在中に出会った秋田の方々の温かさ。
    どう見てもよそ者の私にどこから来たのかと気さくに
    話しかけてくれ、とてもいい時間を過ごしました。

    「またとない時間」は私の記憶にしっかりと残っています。

    遠く離れた場所の人ともSNSで繋がる事が出来る時代。
    今回は私を秋田県という地に繋いでくれた
    ナマハゲダリアをメインに地中で燃える大地のパワーと
    一面に広がる雪景色、そして暖かな人達との出会いを
    お花で表現。

    このブーケが載るフローリストを胸に抱えて
    また秋田の地を訪れたいと思います。
    またとない時間を与えてくれた方達に嬉しい報告が
    出来るといいな・・・
    その瞬間が私にとっての「花咲くお祝い」です!

    今回のコンテストではとても学びがありました。
    自分にとっての正面があって掲載された写真は別の
    角度が撮られているもの。

    編集者さんがこの向きが1番お花がきれいに見えて
    とっても可愛いと言って下さり
    審査員の方も以下の選評内容を書いて下さいました。

    アートというのは外に出してみると色んな視点が
    生まれるという事なんだ・・・

    そして私が花を通して伝えたい事がそこにはあったんだなって!

    「見ていて温かい気持ちになりました」

    その一文がとても嬉しかったです。

    雨が降った月曜日に束ねたブーケ。
    緻密に繊細に意図的に作ったこのブーケも
    受け取り手によっては違う角度を持つかもしれない。
    それってとってもアーティスティックで個性的。

    そういう仕事をもっともっとしたいです。

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