袋井市の花屋「FLOWERS ROOM」公式ブログ

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  • 「私ワンピースとか着た方がいいかな⁈」

    キッチンに一緒に立つ娘に聞いてみる

    彼女のお母さんと言えばワンピースを着て
    料理を振る舞いそうですわねと言う

    そんな風にした方がいいんじゃないかとあたふたして

    娘失笑

    「家で夕ご飯食べようって言ったのママだからね」

    とりあえずタイトな白のニットスカートに変えて
    彼氏を待ち構える

    階段を上がってきた汗

    「初めまして!娘さんとお付き合いさせて頂いて
    います。今日はありがとうございます。お邪魔します!」

    私はすまして

    「いつも娘がお世話になってます」

    頭を下げる

    3人でご飯を食べて

    「美味しいです!美味しいです!」

    「お仕事は何をされてるの?」

    彼氏に仕事の話を聞く

    「自分の仕事についてこんなに喋ったの初めてです…」

    私すっごく質問するからね
    (残念ながらこのあたりで彼女のお母さん像から完全に
    アウトしていました…泣)

    そのうちに息子も合流して彼氏は完全アウェー状態

    私達はというと何の気を使う事もなく普段のやり取り
    そんな中で彼氏はいたって普通にそこにいてくれました

    食べ終わりに

    「アイス買いに行こうか」

    と誰からだったか言い出して4人でコンビニに歩き出す

    息子君は2人に聞こえないように

    「なんかしゃらくせえ、俺は好きじゃない。」

    そこ(弟)からそのセリフが出るなんて思わず
    笑っちゃう私

    その後もぐちぐち何か言ってましたから
    「案外お姉さん思いなんだね」なんて言って

    帰りに私と彼氏が2人の後ろを歩く形になり

    「私はこういうのすごくいいなぁって思うんだよね。
    みんなでアイス買いに行くなんて大前提で
    仲良くなきゃしないじゃない?」

    「いいですね!家族でアイス買いに行くなんて俺した事
    ないですもん。」

    あー良かった
    ここで

    「はぁ…」

    とか言われちゃったらもう会わない!って
    息子に言ってた事でしょう…

    私この時でっかいミリタリージャケット羽織ってたんです
    息子がね寒いからって貸してくれて

    私はねやっぱりこういうのがすごくいいなぁって思うんです

    目には見えない家族の形をお互いに大切に育てる事が出来たという事かな

    娘ちゃんの腕の中に抱かれた小さな小さな命は今や立派に堂々と「自分」を作りあげる男子に成長してくれました

  • 土曜日の閉店前

    この時間もう日は落ちて角にそっと立つ私の店は
    お客様からどう見えているのかなぁ

    男性のお客様が西側の入り口から

    「駐車場はどこにありますか?」

    すぐにお花が必要そうでこの時間だから
    脇に停めて大丈夫と説明をして店内に
    入ってもらう

    用途を聞いたら

    「感謝を伝えたい…もう別れちゃったけど」って

    「お姉さんだったら何が嬉しい?」

    お客様はとても上手に日本語を使って私と会話を
    してくれました

    言葉以外で汲み取れるものがこの時は
    たくさんあったから

    私も少し図々しく質問をしてしまいました
    もちろん聞く姿勢を持って

    優しい色のバラをおすすめして

    「本数で意味が変わるからちょっと調べますね(^^)」

    5本にしました

    あなたに出会えて良かったって5本の意味

    一体どれだけの人が心から誰かを愛した事があるのだろう
    今はそんな事を思っています

    形じゃないし
    うまくいくとかいかないとかそういう事じゃなくて

    人の美しさっていうのはその人の心の内にある気がします

    この時の彼の心が見えて…
    泣いている気がしたんですよね
    相手に合わせるだけじゃだめだって
    そう決めれたのはその人に愛があるからこそ

    「ちゃんと話し合えた…?」

    「本当の自分の心に素直にありのままに従った…?」

    とても図々しく寄り添う花屋ですよね
    力なく微笑んで言葉を発しなかった彼の姿に
    ドラマを感じて

    恋愛は難しいよね
    彼はとてもとても愛されている

    だけど彼も何度も難しいという言葉を使ってました

    「今から渡しに行くんですか?」

    「はい、今から行きます(^^)」

    「そっか!行ってらっしゃいませ」

    お互いに出会えて良かったっていつか思えますように
    願いを込めて

    誰にもジャッジは出来ない
    その人の気持ちはその人だけのものだから

    それを私に見せてくれるっていうのが嬉しいよね

    ここは特別な場所だなって思います

  • 10月レッスンのお知らせ

    秋めいてきましたね
    ハロウィンカラーのBOXアレンジを作ります
    白いオアシスをチラッと見せて実物や羽根をポイントに

    ※花材は当日の仕入れで変更があります

    日時 
    10/22(日) 10:00〜/14:00〜
    10/25(水) 14:00〜

    金額  5500yen(レッスン費込)

    持ち物 切り花用ハサミ
       

    お申し込みはHPのオーダーからレッスンで入力をお願い致します

    皆さまのご参加をお待ちしております

  • 静岡に帰ってきてから少し時間がたちました

    家族や友達、お店のスタッフとお客様達
    顔を合わせいつものように話をしながら
    東北での2か月間が自分の身に馴染んできているのを
    感じます

    静岡から700キロ
    遠く離れた場所で過ごした時間が誰かと何らかの接点を持たせる
    そうして自分の世界は広がっていくんだなぁって実感しています

    こうやってみんな世界を広げていくんだなぁって

    東北もあと2日となった日
    よく行っていた喫茶店でお店の方が常連様に
    私を紹介してくれてお話をしました

    東北に来たいきさつやそれに対して考えていた事
    2か月間を通して感じた事など

    自分の見ている世界を誰かに伝える事
    その場所を用意してもらえるなんて
    想像もしていなかったから
    不思議な気持ちになりました

    そこにいた全ての人が自分を肯定してくれているような
    優しい空気

    そういえば私もいつかこんな場所を作りたいって
    思ってたな……
    それを思い出しました

    誰かの隣に座ってその人を肯定してあげる
    隣合わせがいいですね

    そんな景色をイメージしていました

    目の前にいる人を互いに肯定しあう
    多様性が注目される今の時代の人との関わりでそれを
    いつも大切に出来たらいいです

    自分を認めてもらうってやっぱり嬉しいですしね

    全ての人とうまくやるっていうのは難しいから
    自分らしくいられる場所を知っておくと
    心が楽になります

    こういう感じが自分は嬉しいんだって
    自分自身を大切にも出来ます

    息子も自分の未来を見ながら社会に出ていきましたが
    だからこそ抱える気持ちもあって
    いつだったか男泣きしていました

    私が膝に手を置いて大丈夫だよって

    そしたら

    「久しぶりに自分を肯定してくれる言葉をかけられて
    ぐっときた……やっぱりあなたにはかなわないね」

    って

    だからいつか自分が思い描く場所に立てたらいいです
    それを今はとても軽やかに信じています

    自分を大切にしていると身近な人も大切に出来る
    1人が2人になって3人4人

    そうやって自分の世界は少しずつ広がっていくんですね

    私たちは生きている中でお金では買えないものを
    実はたくさんギフトしてもらってる

    互いに認め合う
    自分を肯定してくれる場所はとても居心地のいい場所

    ですね

    私もいつか誰かにギフト出来たらいいです

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