ブログ | FLOWERS ROOM | 静岡県袋井市にあるお花屋さん

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  • 土曜日の閉店前

    この時間もう日は落ちて角にそっと立つ私の店は
    お客様からどう見えているのかなぁ

    男性のお客様が西側の入り口から

    「駐車場はどこにありますか?」

    すぐにお花が必要そうでこの時間だから
    脇に停めて大丈夫と説明をして店内に
    入ってもらう

    用途を聞いたら

    「感謝を伝えたい…もう別れちゃったけど」って

    「お姉さんだったら何が嬉しい?」

    お客様はとても上手に日本語を使って私と会話を
    してくれました

    言葉以外で汲み取れるものがこの時は
    たくさんあったから

    私も少し図々しく質問をしてしまいました
    もちろん聞く姿勢を持って

    優しい色のバラをおすすめして

    「本数で意味が変わるからちょっと調べますね(^^)」

    5本にしました

    あなたに出会えて良かったって5本の意味

    一体どれだけの人が心から誰かを愛した事があるのだろう
    今はそんな事を思っています

    形じゃないし
    うまくいくとかいかないとかそういう事じゃなくて

    人の美しさっていうのはその人の心の内にある気がします

    この時の彼の心が見えて…
    泣いている気がしたんですよね
    相手に合わせるだけじゃだめだって
    そう決めれたのはその人に愛があるからこそ

    「ちゃんと話し合えた…?」

    「本当の自分の心に素直にありのままに従った…?」

    とても図々しく寄り添う花屋ですよね
    力なく微笑んで言葉を発しなかった彼の姿に
    ドラマを感じて

    恋愛は難しいよね
    彼はとてもとても愛されている

    だけど彼も何度も難しいという言葉を使ってました

    「今から渡しに行くんですか?」

    「はい、今から行きます(^^)」

    「そっか!行ってらっしゃいませ」

    お互いに出会えて良かったっていつか思えますように
    願いを込めて

    誰にもジャッジは出来ない
    その人の気持ちはその人だけのものだから

    それを私に見せてくれるっていうのが嬉しいよね

    ここは特別な場所だなって思います

  • 静岡に帰ってきてから少し時間がたちました

    家族や友達、お店のスタッフとお客様達
    顔を合わせいつものように話をしながら
    東北での2か月間が自分の身に馴染んできているのを
    感じます

    静岡から700キロ
    遠く離れた場所で過ごした時間が誰かと何らかの接点を持たせる
    そうして自分の世界は広がっていくんだなぁって実感しています

    こうやってみんな世界を広げていくんだなぁって

    東北もあと2日となった日
    よく行っていた喫茶店でお店の方が常連様に
    私を紹介してくれてお話をしました

    東北に来たいきさつやそれに対して考えていた事
    2か月間を通して感じた事など

    自分の見ている世界を誰かに伝える事
    その場所を用意してもらえるなんて
    想像もしていなかったから
    不思議な気持ちになりました

    そこにいた全ての人が自分を肯定してくれているような
    優しい空気

    そういえば私もいつかこんな場所を作りたいって
    思ってたな……
    それを思い出しました

    誰かの隣に座ってその人を肯定してあげる
    隣合わせがいいですね

    そんな景色をイメージしていました

    目の前にいる人を互いに肯定しあう
    多様性が注目される今の時代の人との関わりでそれを
    いつも大切に出来たらいいです

    自分を認めてもらうってやっぱり嬉しいですしね

    全ての人とうまくやるっていうのは難しいから
    自分らしくいられる場所を知っておくと
    心が楽になります

    こういう感じが自分は嬉しいんだって
    自分自身を大切にも出来ます

    息子も自分の未来を見ながら社会に出ていきましたが
    だからこそ抱える気持ちもあって
    いつだったか男泣きしていました

    私が膝に手を置いて大丈夫だよって

    そしたら

    「久しぶりに自分を肯定してくれる言葉をかけられて
    ぐっときた……やっぱりあなたにはかなわないね」

    って

    だからいつか自分が思い描く場所に立てたらいいです
    それを今はとても軽やかに信じています

    自分を大切にしていると身近な人も大切に出来る
    1人が2人になって3人4人

    そうやって自分の世界は少しずつ広がっていくんですね

    私たちは生きている中でお金では買えないものを
    実はたくさんギフトしてもらってる

    互いに認め合う
    自分を肯定してくれる場所はとても居心地のいい場所

    ですね

    私もいつか誰かにギフト出来たらいいです

  • 私は今レーズンクッキーサンドたるものを食べています

    お客様からの差し入れとの事で勤務後に頂きました

    ちょうど私が担当したお客様

    とても笑顔の素敵な品のある高齢のご夫婦で
    (年齢を聞いてビックリとてもお若く見えました!)

    気さくにお話して下さり私も自己紹介

    お話の中で経営者さんかな?と思うところがあったので
    お伺いしたら60年続く会社を経営されていたとの事

    色々お話をして頂きました

    大変な事はたくさんあったし人に騙された事もあった
    だけどその度に助けが入った

    ぶれちゃダメだ
    ずっと自分の中で変わらないものを持ってなきゃ
    だから続くんだよ

    周りが助けてくれるから
    40代がいいんだよ
    そこでまた頑張る

    そしたらいい人生になる
    無駄な事は1つも無いから

    わっはっはと明るく笑顔で自分を語る姿に
    改めて私もいい歳の取り方をしたい

    そう思いながら

    ルンルンでもう1つの担当の卓へ

    お食事も進みご夫婦と息子さんでお仕事の話を
    されていました
    あれ?
    こちらも経営者さん?との事でお伺いしたら
    65年続く会社を経営されているとの事

    こんな事ある?

    「ずっと続けるには何が1番必要というか大事ですか?」

    そうお伺いしたら

    「半分以上は運だね」

    私は確信しました

    FLOWERSROOMはきっとずっと続く

    私は運がいい

    残り少ない勤務日

    紅葉シーズンを前に稼働がここまで落ち着く日は今日が
    最後だろうとマネージャーが言ってたな……

    割り当てられた担当の卓が2件とも
    経営者さん
    ゆっくり話も出来た

    半分以上は運だねと言ってくれたお客様が退室際
    最後に手を振ってくれました

    「頑張ってね」

    そう言われた気がしました

    東北に来て色んなお客様をおもてなししましたが
    目に見えないものは言葉に乗る
    笑顔に宿る
    物腰は柔らかいけれど胸を張っている
    あとは眼差しが違う

    私の印象では堂々と自分でいる人

    そういう人は言わずともそれが伝わってくる気がします

    私はそういう人を素敵だなと思う
    今日それを実感しました

    ポジティブなエネルギーの交流は素晴らしい時間を生み出します

    それをいつも求めてる

    パラレルワールドは自分の意志と共にある
    私はそう思う

    そういえばこちらに来る前にあるお客様に

    「店主さんもうじき覚醒しそうですね」

    って言われてですね

    そう思わしき出来事があったりなかったり

    あるお部屋にずっと白い影がぐるぐる昇っているんですね
    いっつもいるんだから

    一緒に働いている人に話したら
    それはあなた東北の神様にお参りに行ったほうがいい!

    なんて言われてこの前御祈禱してもらったら
    ぽちゃーんって音がして異次元に行きました……

    うーんパラレルワールド

    東北の神様は割と近くまで寄ってくるんですね

    明日からも胸張って生きます!

    Iさん
    店主は覚醒しました…笑笑

  • 東北に来て早1か月半

    宿泊施設でのお勤めはとても有意義なものになっています
    レストランサービスはおもてなし部門

    個室にお料理を運ぶのでご案内から
    最後のデザートまでの時間で
    お客様に時間をかけて向き合えます

    ビジネスにおいてのサービスとは何かを調べると
    「顧客に対して提供される付加価値」
    と出てきたんですね

    1度朝食時に女性1人で宿泊のお客様の対応をして

    「いいですね、1人旅(^^)私も1人旅よく行くんですよ」

    そうお伝えしたら

    「実は初めての1人旅なんです!なぜか思い立って!
    もうくせになっちゃいそうです(^^)」

    このやり取りの瞬間に
    あ……これは絶対に忘れちゃいけないなって

    提供する側は毎日の事だけどお客様にとっては特別な時間で
    特別な日で

    そう
    初めての1人旅かもしれないし
    1年に1度の大切な日かもしれないし

    提供する側とされる側のこの差をどれだけ近づける事が
    出来るかは

    「配慮」

    これに尽きると思います

    たった一言の言葉を添えるだけがいい時もあると思うんですよね
    与えるだけがサービスではないというか……

    これは割と重要で難しいと思うんですが
    女性は得意とするところだと思います

    聞く力とあとは細かいことに気づく事が出来る

    時代は変わり……
    目に見えないものに価値を見出す人の意識は高まっていて

    それとは逆にますます便利な時代になって
    自分の思い通りにいく事(しかも時間をかけずに)を良しとする人ももちろんいる

    二極化する世界
    それは今はまだ未知数で

    始まったばかりだから

    これって子育てにも通ずるところがあると思うんですよね

    最近は家族間での事件がとても多い……

    配慮しましょう

    この人の生きる世界を自分も生きてみたい
    そんな風に誰かに思ってもらえるように

    子供は自分の所有物ではありませんから

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