袋井市のナチュラル&ミニマルなお花屋さん「FLOWERS ROOM」

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自分の言葉で

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  • 娘の中学校卒業式の日

    体育館での式を終えて生徒も保護者も
    教室へ向かう
    みんなは自分の机に着席をして
    私達保護者はそれをとり囲むようにして
    教室の後ろと両端に立つ

    先生が
    「じゃあ1人ずつ卒業の挨拶をしよう」

    順々にそれぞれが自分の言葉で伝えていく

    その中で私が今も覚えている男子君の姿

    真面目で優しそうな子

    「僕は全然目立つタイプではなくて
    目立たない方のクラスでも大人しい部類っていうか
    そういうタイプです。」

    ・・・・・

    「でもこのクラスになって僕は変わりました。
    目立つ男の子達が僕も話に巻き込んで盛り上げて
    くれた。本当にこのクラスで最後の1年間を過ごせて
    良かったです。」

    ボロボロ泣きながら話す彼の姿に何人かのお母さんが
    もらい泣き

    私も泣きました

    自分の言葉で伝えるっていうのはこういう事だって

    中学生は多感な時期だから自分のありのままを
    出すというのはなかなか難しいだろうから余計に

    みんなの前で言ったっていう事は
    彼がその場に立った時に込み上げてきた
    本当のところっていうか

    あとは「目立つ男の子達」はきっと
    ちゃんと育ててもらったんだろうなぁって

    かっこいいなぁって

    本当に素敵な出来事だったから
    息子が中学1年生になった時に伝えたんです

    「私はその時の彼の姿にすごく感動したから
    あなたもクラスで誰も1人になる事のないように
    みんなを見なさい。あなたならそれがきっと
    出来る。」

    その時息子が何て答えたかは忘れてしまったけれど
    その年の3学期
    最後の通信表の先生の言葉

    「クラスで誰も1人になる事のないように
    みんなを見ていてくれました」

    自分の言葉を大事にする

    それを誰かに伝える
    話す
    言う

    ボロボロ泣きじゃくった男子君は
    自分のその姿が誰かに影響を与えている
    なんて思いもよらないだろうけど

    それでいいんだよね

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